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    障害者に対する情報支援技術を身につける

  •  重い障害を持った方にとって、情報技術は救いの神となりました。たとえば、宇宙物理学者として著名なホーキング博士は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気にかかり、歩くことも話すこともできなくなりましたが、コンピュータが博士の代わりに話してくれますし、メールやチャットを利用することによって世界中の科学者たちと意見交換することもできます。今では、博士にとってコンピュータはなくてはならない存在になったことは言うまでもありません。

     世界だけでなく、日本に目を向けてみると、日本IBMの研究員で視覚障害者でもある浅川智恵子博士は、視覚障害者のためにホームページリーダというソフトウェア(コンピュータのプログラム)を開発しました。このソフトウェアは、ホームページの内容を音声化してくれるもので、これにより、視覚障害者もインターネットを利用できるようになりました。

     このようにコンピュータやインターネットに代表される情報技術は、多くの障害者にとって非常に有益なものですが、まだまだ利用者が少ないのが現状です。その理由として、現在国内には、身体に障害を持たれた方が数100 万人いるのに対して、支援者の数があまりにも少ないことが上げられます。

     障害を持たれた方は、コンピュータを買ってきて設置すれば、即使用できるわけではありません。たとえば、ALS の患者さんは、特別な入力装置やソフトウェアが必要になりますし、視覚障害を持つ方は、前述のホームページリーダのようなスクリーン音声化ソフトが必要になります。さらにはそれらの特別な装置やソフトウェアを利用者の病状に合わせてカスタマイズすることも必要になります。それらを支援してくれる人材がいなければ、障害者にコンピュータを使っていただくのは至難の業であるといえるでしょう。

     しかしながら、一口に情報支援と言っても簡単ではありません。なぜならば、情報支援を行うためには幅広い情報技術や知識が必要であると共に、障害や病気の知識、コミュニケーションスキルなどが必要になるからです。

     このような福祉と情報が融合した「障害者に対する情報支援技術」は、情報支援基礎実習や情報支援技術論などを通して学びます。また、これらを体系的に深く学ぶことができ、資格として証明される「重度障害者ICT支援コーディネータ育成』課程は、大学カリキュラムとしては類を見ない教育と言えます。

    脳波スイッチと押しボタン式スイッチの写真
    脳波にて動くスイッチ(左)押しボタン式スイッチ(右)
         



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